比和について
五行の中に『比和』と言う言葉があります。
読み方は『ひわ』
比和とは
同じ性質のもの、五行でいうと『木と木』『金と金』と言うように同じ性質が重なる事で強まる関係
同じ五行が重なることによって、より一層五行の作用が強力になるということ。
身近かな例では、人間なら同級生や同僚のように同列に位置する関係の集合体のと同じになりますね。
このよう同等意識の中ではスムーズな関係が出来て仲間意識や協力意識も強くなります。
でも良い点ばかり・・・・とは言えません。
全員が上昇志向な時は強い力となって良い結果が生まれますが、誰かがサボったり楽をしようとすると連鎖反応で一気にマイナスな方向にひっくり返ってしまう事も。
『比和』プラス(陽の時)と、マイナス(陰の時)とでは、結果が違ってきます。どちら性質も強めてしまうために、ますます良くなったり、ますます悪くなったりするのです。
五行の中で例えると、木が育つには水が必要です。ですが、これも状況によってこの事も結果が変わってきます。
夏の大雨では木々にとって慈雨になり木々が育ち森になって行きます。一方、冬の季節に大雨が降ると雪になり吹雪になり木々が根から凍ってしまい枯れて行くかもしれません。
状況が変われば『比和』の強まる関係がゆえに、最高にも最低にも転じてしまいます。
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