
スピリチュアルでよく耳にする相生について
五行説を語る上で、『相克』と『相生』と言う言葉があります。
『相克』と『相生』は相反する意味があるのですが、ここでは『相生』について見ていきましょう。
相生の読み方は『そうじよう』と読みます。
- 五行
- 木⇆火⇆土⇆金⇆水とサークルの形でお互いに影響しあう
- 相生
- 木→火→土→金→水、そして木へと、一方方向に流れる
相生はこのように順送りに相手を生みだして行くプラスの関係になり、プラスの影響を与える関係を陽の関係とも言います。
イメージし易いように、多くたとえられる例でみてみましょう。
- 『木』は燃えて『火』を生む
- 『火』で燃えた後に灰が残り『土』となる
- 『土』は年月を経て『金』(鉱物)を含み、その『土』を振るいにかける事で『金』を得る
- 『金』は、冷える事で表面に水滴、つまり『水』を発生させる
- 『水』は『木』を養い育てる
このように木→火→土→金→水とプラスの影響を与える事を『相生』といいます。
また、『相生』の関係は母子の関係だとも例えらています。
『水は木を養い育てる』では、『水が母、木が子』の関係になりますが、『木は燃えて火を生む』では『木が母、火が子』の関係になり、『木』は母にも子にもなっていますね。
『我を生む母』とか『我が生む子』など、流れる順に『母』になり『子』にもなるという意味に。このように『相生』とは、相手を生かす循環の事を表す言葉となります。
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